私は着物が好きです。
そもそも日本の文化が好きなのです。
神社やお寺の雰囲気も大好き、和食器も美しいと思うし、歌舞伎も好きだし、なんといっても着物は日本人にやっぱりピッタリな服装だと思います。
もともと浴衣が小さいころから大好きで、小学生の時から浴衣なら自分で着られました。
そして30代半ばになって、今まで好きだったブランドの服が似合わなくなり、母のお下がりの着物や、アンティークショップで見つけた安くてかわいい着物ばかり着ていた時期があります。
帯も本格的でなくて、半幅帯にしてしまって、帯締は使うのです。
そして羽織を着てしまえばOK!と考えると着物は楽ちんになります。
友達からは「着るのが大変そう」「どうやって保管しているの?」「汚したらどうしたらいいか分からない」などと最初は聞かれていましたが、この頃は私が着物で登場してもあまり驚きもせず「一緒にいると華やかになっていい」と喜ばれます。
そんな着物大好きな私には、小学校高学年の娘がいます。
背がだいぶ高くなってきたので、ちょっと身幅はあまりそうですが、母の着物でピンク色で若々しい雰囲気の物があったので着せてみました。
着物の良いところは、こうやって大切にしていればよっぽど身長が違わない限り3世代でも着用することが出来ることだと思います。
まったく古臭い印象もなく娘にとても似合っています。
その着物を着て、近所の氏神様のところにお参りにいきました。やっぱり神社に着物は合いますね。
たまたま着物姿のおばあちゃまも参拝にいらしていて、「可愛いわね、とても似合ってますよ」と声をかけられて娘はとても照れながらもうれしかったと言っていました。
母は離れて暮らしているので写真をとってメールしたところ、私がまだきちんと保管していた事と、孫がきてくれたことを、とても嬉しく思うと返事をくれました。ちょっと親孝行ができたかしらと思います。
娘にサイズが合うことが分かったので、これからはお芝居を見に行く時は親子で着物にします。