錆だらけの車を鈑金してパテ埋めして塗装する

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30年ほど前のジムニーを持っていて、鈑金・パテ埋め・塗装をしました
中古で友人から買ったものですが全てのフェンダーと運転席の床、荷室のふちが錆で穴が開いている状態でした。
まずは錆を落とすためにグラインダーで削り、ハンマーとたがねで叩いて剥がしてといった感じで錆を落としていきました。
フェンダーなどはある程度錆が綺麗に落ちましたが、荷室の床はかなりサビが進行していたので適当なところで止めにして橋梁用の強力な防錆剤を塗りました。
フェンダーと運転席の床は防錆剤を塗った後にステンレスの板を形に合わせて切り出してから位置をあわせて穴を空けてリベットで固定していきました。

ここでようやく錆穴に関しては一応ふさぐことが出来ました。
書くとこれだけなんですが結構な手間で大変でした。
次にフェンダーにパテを盛っていきます。
ステンレスの板とボディの合わせ目に押し込むようにしてパテを入れていきます、そしてその上に更にパテを盛っていきましたが、このパテがプロ用の強力なタイプでとにかく盛りにくくしかも中々乾かないため作業がはかどりませんでした。
しかも乾いてからは削るのも大変で苦労しました。
途中でこのパテが足りなくなり安い市販のパテも使用しましたが、こちらは盛るのも楽なら削るのも楽でした、しかし結果的には安いパテを使用した部分と耐久性が全然違ったのです。

このプロ用のパテは残念ながら現在では手に入らなくなってしまいました。
そして平面を削るためのサンダーも購入してひたすらパテを削り平らになるようにしました。
そしてなんとかフェンダー4枚ともパテを盛り&削り&ある程度の面を出ました。
ここで取り敢えずプライマーを吹いて、簡単に塗装もしました。
パテやプライマーのまま放置すると水分を吸収してしまうための処置です。
小さな錆や削れない部分には「ノックスドール」と呼ばれる浸透防錆剤を塗布してこれ以上の錆の進行を食い止めるようにしています。
最近もフレームの錆を発見して処理をしたところですので見つけたらまた削って直して永く上手く付き合っていければと思っています。